ワークライフバランスが良い職業として絶大な人気を誇る「事務職」。
「未経験でも事務職に転職できるかな?」と不安を抱く方も多いのではないでしょうか?
今回は、事務職への転職に強い転職エージェント・サイトを6社に厳選してご紹介します。
転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーは、転職相談に乗ってくれるので今抱えている悩みを払拭できます。
前向きに転職活動を進められるのでぜひ自分にピッタリ合う転職エージェントをご活用ください。
・事務職におすすめの転職エージェントNo1は「女性しごと応援テラス

・総合型「リクルートエージェント




・事務職の業務内容について徹底的にリサーチして面接に挑もう
市場動向|未経験者は事務職への転職は難しい?
厚生労働省の調査「職業別一般職業紹介状況」によると、事務職の有効求人倍率は1倍を下回る職種が多く、難易度が高いといえるでしょう。
体力的な負担が少なく、残業や休日出勤がほとんどない事務職は、人気なゆえ競争率が高い傾向にあります。
※一般的に有効求人倍率が低ければ低いほど、転職難易度が高いといわれています。
事務職 | 有効求人数 | 有効求人倍率 |
事務的職業 | 224,131 | 0.37 |
一般事務員 | 127,623 | 0.24 |
会計事務員 | 30,803 | 0.73 |
生産関連事務員 | 12,009 | 1.29 |
営業・販売関連事務員 | 42,176 | 1.50 |
外勤事務員 | 772 | 2.35 |
運輸・通信事務員 | 2,858 | 1.87 |
参考文献:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」
慢性的な人員不足とされている業界の倍率と比べてみましょう。
・販売職の有効求人倍率は、1.91倍
人員不足が深刻化している介護職は、友人求人倍率が3.02倍です。
事務職には、3倍を上回る業種がないので、きちんと事前準備をして挑まなければ転職成功が難しいでしょう。
事務職への転職を成功させる5つのポイント
事務職は、人気なゆえ新規求人が掲載されると応募者が殺到するため、募集終了になるまでの期間が短いです。
ですので新規求人を見つけたらすぐに企業へアプローチできるように事前準備を徹底しましょう。
ここでは、事務職への転職を成功させるためのポイントを5つにわけてご紹介します。
2.企業側が抱く不安を解消する
3.清潔感重視!身だしなみを整える
4.雇用形態へのこだわりを持たない
5.転職エージェントを利用する
1つずつ見ていきましょう。
1.コミュニケーション能力をアピールする
事務職は、電話やメール、来客対応を任されるので、顧客と円滑なコミュニケーションをとれる人材を求めています。
さまざまなタイプの人と会話ができる気さくさを重視する企業も多いでしょう。
また、事務職は雑務を任されるケースも少なくありません。
気軽に仕事をお願いできる人でなければ職場の雰囲気が悪くなってしまいます。
ほかの社員と良好な人間関係を保ちつつ、適確に業務を遂行できる人材が求められるので、面接時にアピールしましょう。
2.企業側が抱く不安を解消する
中途採用の場合、企業の採用担当者は求職者に対して「どうして前職を辞めたのかな?」「また自社もすぐに辞めてしまうのでは…?」といった不安を抱くものです。
というのも、自分が内定を決めた求職者には、長く自社で活躍してほしいと切実に思っているからです。
ですので面接時には採用担当者の不安を払拭することが非常に重要。退職理由は、ポジティブに置き換えて貴社では長く貢献し続けられるという熱意を伝えましょう。
女性の場合は、結婚や妊娠、出産、介護などライフイベントがあるので、数年先を見据えたキャリアプランや働き方を伝えることで面接官に安心感を与えられます。たとえば「近くに両親が住んでいるので子どもを気軽に預けられる」「夫の理解があるので多少の残業は可能」など具体的な働き方を伝えましょう。
3.清潔感重視!身だしなみを整える
繰り返しになりますが、事務職は顧客と接する機会が多く、「会社の顔」として覚えられることも。
清潔感のある身だしなみを徹底していることも重要なポイント。
面接時にだらしない印象を与えてしまうと、内定獲得は難しいでしょう。
ビジネススーツを正しく着こなすことはもちろんですが、爪や髪の毛までしっかり手入れして挑んでくださいね。
4.雇用形態へのこだわりを持たない
「絶対に正社員として働きたい」という強い意志がない方は、希望条件の幅を広げましょう。
というのも、事務職は人気が高いので新規求人はすぐに応募者が殺到します。
多くの条件で絞っていれば、事務職への転職ができずに月日が経ってしまうでしょう。
パートや派遣社員で入社し、将来的に正社員になれる「正社員登用制度」を導入している企業も多いので視野に入れてみてくださいね。
5.転職エージェントを利用する
人気な職業である「事務職」への転職は、転職エージェントを利用した方が有利です。
転職エージェントに登録すると、求人紹介のほかに下記のような手厚いサポートを完全無料で受けられます。
2.一般では公開されない非公開求人を紹介してもらえる
3.勤務条件や年収を代理交渉してもらえる
4.書類の添削、面接の練習をしてもらえる
5.内定獲得後に円満退職できる秘訣を教えてもらえる
ひとくちに「転職エージェント」といっても多くの非公開求人を保有する「総合型」と専門職に特化した「特化型」の2種類にわけられます。
事務職に強い特化型転職エージェントと総合型の転職エージェントを1社ずつ登録して、より多くの求人のなかから自分にピッタリの企業を見つけましょう。
事務職への転職におすすめの転職サイト・エージェント6選
ここでは、事務職におすすめの転職サイト・エージェントを6社に厳選してご紹介します。
手厚い転職サポートを受けられる「転職エージェント」を5社ご紹介した後で、おすすめの転職サイトを1社ピックアップしたので上から順にチェックしましょう。
専門的なサポートを受けられる特化型転職エージェント
女性しごと応援テラス | ・託児所付きのセミナーやプログラムを実施 ・企業の担当者と直接話ができる説明会を実施 |
パソナキャリア | ・転職後の年収アップ率が67.1% ・顧客満足度オリコン3年連続1位 |
ReWork | ・受講料無料のオンライン講座や有償トレーニング実施 ・フルリモートワーク特化型 |
非公開求人が豊富な総合型転職エージェント
リクルートエージェント | ・転職支援実績がトップクラス ・非公開求人保有数10万件以上 ・事務職に精通したキャリアアドバイザー在籍 |
doda | ・第二新卒や転職回数が少ない人向け ・異業種転職に強い ・転職支援向けコンテンツが充実 |
女性に人気の事務職求人が豊富な転職サイト
・女性に人気の職業が豊富 ・転職に役立つ情報が届く |
繰り返しになりますが「特化型」と「総合型」の転職エージェントを併用すると、効率よく転職活動を進められます。
専門的なサポートを受けられる!事務職におすすめの特化型転職エージェント3選!
事務職への転職に強い転職エージェントを3社に厳選してご紹介します。
・年収アップを目指す人向け「パソナキャリア」
・フルリモートで事務の仕事をしたい人向け「ReWork」
気になる転職エージェントからチェックしましょう。
ブランクが長い賛就職希望者向け「女性しごと応援テラス」
女性しごと応援テラスがおすすめの人
・ライフイベントによるブランクが長い再就職希望者
・スキル、経験がない女性
・セミナーやプログラムに参加したい(託児所付き)
女性しごと応援テラスは、女性の再就職を応援する転職支援サービスです。
結婚や妊娠、出産、介護からの再就職を目指す女性に理解がある企業の求人を多く取り扱っています。
企業の担当者と直接話ができる説明会や職場見学会を定期的に実施しています。社内の雰囲気を把握したうえで、納得のいく転職を成功させたい方におすすめです。
また、自分にあったセミナーやプログラムに参加してスキルを身につけられます。
医療事務コースや経理コースなど転職が有利に働く資格の取得を目指せるので、スキルアップを実現させたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
全体の求人数(非公開求人含む) | 非公開 |
事務職の求人数 | 非公開 |
営業時間 | 月~金曜日 9:00~20:00 土曜日 9:00~17:00 |
オンライン | 〇 |
転職後の年収アップ率が67.1%「パソナキャリア」
パソナキャリアがおすすめの人
・質の高いキャリアアドバイザーに相談したい
・納得のいく転職を成功させたい
・年収アップ率の高い転職エージェントを利用したい
パソナキャリアは、株式会社パソナが運営する転職エージェント。業界ごとに専門知識を持つ担当者が在籍しており、「キャリアアドバイザーの質が高い」と好評です。
2019~2021年のオリコン顧客満足度調査のデータでは、3年連続1位を獲得しています。
下記の4つの評価項目で順位付けされており、パソナキャリアでは具体的にどのような満足感を得られるのかが把握できるはず。
2.担当者の対応
3.紹介案件の質
4.交渉力
また、転職後の年収アップ率が67.1%と驚異的な数値を実現しています。高年収を目指すために事務職への転職を考えている方は、パソナキャリアを活用しましょう。
全体の求人数 | 36,858件 |
事務職の求人数 | 6,623件 |
営業時間 | 平日 10:00~21:00 土曜日 10:00~18:00 |
オンライン | 〇 |
フルリモート求人特化型「ReWork」
ReWorkがおすすめの人
・フルリモートワークにキャリアチェンジしたい
・電話やメール、LINEで相談したい
・事務全般の仕事をしたことがない未経験者
ReWorkは、フルリモート求人特化型の転職エージェントです。未経験でも在宅で働けるように、手厚いサポートを受けられる点が大きな特徴。
「若手が選ぶ利用したい転職エージェント」1位を獲得しており、20~30代の若年層に人気です。また、受講料無料のオンライン講座や有償トレーニングを受けられます。
ReWorkは「未経験者大歓迎」と掲載している企業の求人も多く、PCスキルに自信がない方にもおすすめです。プロフィールを充実させることで、企業からスカウトメールが届くので登録してみて損はないでしょう。
全体の求人数(非公開求人含む) | 361件 |
事務職の求人数 | 81件 |
営業時間 | ‐ |
オンライン | 〇 |
非公開求人が豊富!事務職におすすめの総合型転職エージェント2選!
ここでは、非公開求人数が10万件以上の総合型転職エージェントを2社に厳選してご紹介します。
総合型の転職エージェントは、サポート体制が整っており、キャリアアドバイザーの質が高いので1社以上登録しておくことをおすすめします。
転職支援実績がトップクラス「リクルートエージェント」
リクルートエージェントがおすすめの人
・非公開求人やレア求人を見逃したくない
・大手転職エージェントに登録して安心感のあるサポートを受けたい
・事務職に精通したキャリアアドバイザーに相談したい
リクルートエージェントは、業界最大手のリクルートグループが運営する転職エージェントです。転職支援実績がトップクラスでサポート体制が万全。
リクルートエージェントには、事務職に精通したキャリアアドバイザーが在籍しています。
求職者一人一人の市場価値を把握し、適切な求人を紹介してくれるので、「紹介された企業では自分のスキルを活かせない」といったズレが少ない点も魅力の一つ。
一般求人サイトでは掲載されない非公開求人を10万件以上保有している点もリクルートの強みです。
全体の求人数(非公開求人含む) | 127,601件※公開求人 189,940件※非公開求人 |
事務職の求人数 | 5,453件※公開求人 10,718件※非公開求人 |
営業時間 | 平日 10:00~19:30 土 10:00~18:00 日 10:00~17:00 ※店舗によって異なる |
オンライン | 〇 |
未経験からの異業種転職に強い「doda」
dodaがおすすめの人
・独占求人をチェックしたい
・第二新卒、20~30代で転職回数が少ない
・自己診断や適正年収を把握できるツールを利用したい
dodaは、リクルートエージェントに次ぐ大手転職エージェントです。
非公開求人数を10万件以上保有しているので、一般では公開されないレア求人をチェックしたい方は登録しましょう。
転職活動に有利となる充実したコンテンツを提供している点もdodaならではの魅力。
キャリアタイプ診断 | 自分の強み・能力に適した仕事を診断 |
年収査定 | 機能学習をもとに適正年収を算出 |
合格診断 | 転職できる可能性のある企業を診断 |
レジュメビルダー | 職務経歴書の作成をサポート |
参加無料のオンライン「転職予備校」を実施しており、参加すれば転職に関する疑問や不安を払拭できます。
独自の転職イベントが豊富に行われているので、積極的に転職活動を進めたい人にピッタリです。
全体の求人数(非公開求人含む) | 131,974件 |
事務職の求人数 | 3,019 件 |
営業時間 | 月~金曜日 9:00~20:00 土曜日 9:00~17:00 |
オンライン | 〇 |
事務職の転職に強いおすすめの転職サイト1社に厳選!
「自分ひとりで転職活動を進めたい」という女性におすすめの転職サイトをご紹介します。
マイペースに転職したい方はぜひチェックしてみてくださいね。
女性のライフスタイルにあう求人が豊富「とらばーゆ」
とらばーゆがおすすめの人
・こだわり条件検索機能が優れている転職サイトを利用したい
・女性に人気の職業に転職したい
・女性にとって働きやすい環境が整っている企業に転職したい
とらばーゆは、「18時退社」「産休・育休制度あり」など女性のライフスタイルにあう求人が豊富な転職サイト。
一般事務のほか営業事務・秘書などのこだわり条件検索ができるので、自分の探している求人がすぐに見つかるはずです。
先輩転職者の仕事探し体験談や面接のポイントなど転職に役立つ情報が届く点もとらばーゆの魅力の1つ。
医療系や美容系など女性に人気の職業がピックアップされているので、働きやすい環境を求める女性におすすめです。
全体の求人数(非公開求人含む) | 2,589件 |
事務職の求人数 | 445件 |
営業時間 | 月~金曜日 9:00~20:00 土曜日 9:00~17:00 |
オンライン | 〇 |
面接官に好印象を与える転職理由と志望動機を解説
ここでは、面接官を好印象を与える転職理由と志望動機についてまとめます。
「この転職理由では採用を見送られてしまいそう…。」「どのような志望動機が採用されやすいのかな?」といった疑問を抱えている方はぜひチェックしましょう。
事務職への転職面接で好印象を与える転職理由
採用担当者は、求職者の転職理由が気になるものです。
どうして転職を検討したのか、今一度じっくり考えて言語化しましょう。
また、転職理由が「人間関係のトラブル」「他責」などの場合、採用を見送られる可能性があります。
たとえ人間関係のトラブルが原因だとしても、ポジティブなワードに言い換えて伝えることが大切です。
以下の表を参考に転職理由を考えてみてくださいね。
転職理由 | ポジティブに置き換え |
年収が低い | 自分のスキルや実力を適切に評価してくれる会社に貢献したい |
上司と相性が悪い | 尊敬できる上司のもとで成長し、会社に貢献したい |
残業が多い | 限られた時間のなかで効率よく業務のパフォーマンスを高めたい |
未経験者必読!志望動機・自己PRのポイント
転職者には、即戦力として働ける人材を求めている企業が多いです。
ですので応募企業への熱意に加え、「なぜ事務職を選んだのか」を知りたい採用担当者が多いでしょう。
事務職について深く知り、自分のスキルや経験がどのように活かせるのかを具体的に伝えることが大切です。
志望動機のコツ | 例文 |
事務職に就きたいと考えた経緯 | ・事務職に通ずる業務を経験したときに適性を感じた ・社内サポートだけでなく、顧客対応にも興味がある |
貴社にしかない魅力 | ・数字だけに注力せず顧客満足度を第一に意識したサービス |
入社後に活かしたい自分のスキルや経験 | ・コミュニケーション能力を活かして貢献していきたい |
上司や同僚、顧客による自分の評価 | ・丁寧な説明が決め手となってクライアントの新規開拓に成功した |
また、「座ってできる仕事だから」「営業が苦手だから」といったネガティブな志望動機はNGです。
「事務職=楽な仕事」と認識している人も多いので、面接官は事務職の業務内容をよく理解している人を採用したいもの。
企業によって事務職で担う業務が異なるので、しっかり応募企業の内部情報をリサーチして挑みましょう。
社員や元社員の口コミが寄せられている『openwork』を利用すれば、企業の内部情報を調査できるのでおすすめです。
事務職への転職に関するよくある質問
ここからは、事務職への転職にまつわるよくある質問にお答えします。
転職前に気になる疑問や不安をすべて解消することで、前向きに転職活動を進められるでしょう。
Q1.事務職への転職が有利に働く資格は?
Q2.男性は事務職への転職は控えた方がいいの?
気になる項目からチェックしてみてくださいね。
・TOEIC
・MOS
・ビジネス文書検定
・日商PC検定
しかし資格必須の求人はほとんどありません。「有ればなお良し」といった企業が多いので、転職活動をはじめるまえに資格の勉強からスタートするのは少し遠回りに感じます。
資格よりも転職エージェントのサポートを受けた方が圧倒的に有利に働くので、もし、今から「何かの資格に挑戦してから転職」と思っている方は、再考した方がいいかもしれません。
女性の印象が強い事務職ですが、適確な作業ができてコミュニケーション能力の高い男性を求める企業も少なくありません。
リクナビNEXTの『事務 男性』を含むこだわり条件では、113件ヒットしました。(「事務」のみで検索した場合は、792件)
上記のように男性の事務員を求める企業をこだわり検索で探して、自分の希望条件とマッチすれば積極的にアプローチしましょう。
まとめ|人気の事務職へ転職成功するには転職エージェントが必須
事務職は、人気な職業ですので求人情報が掲載されてから応募終了にまるまでの期間が非常にタイトです。
転職後に長く働ける良い職場とめぐり合うためには、日ごろから積極的に求人探しをすることが大切。
転職エージェントは、自分の希望条件にピッタリな求人をメールでお知らせしてくれるので、優良求人を見逃すことはないでしょう。
また、一般では公開されない非公開求人が多数掲載されるのでこまめにチェックしてくださいね。
「結局、どの転職エージェントを利用すべきか分からない」という方は、以下の転職エージェントに登録すれば失敗しないでしょう。
事務職におすすめの転職エージェント
・非公開求人数が圧倒的に多い「リクルートエージェント」または「doda」
・事務職に特化した「女性しごと応援テラス」または「パソナキャリア」
・フルリモートで自由に働きたい人は「ReWork」