経理のおすすめ転職エージェント10選|求人数の比較、転職成功のコツも解説
『経理で転職するならどの転職エージェントがおすすめ?』
『経理の転職が上手くいくコツは?未経験からでも転職できるの?』
などなど、経理での転職をお考えの方が持つ疑問を解決すべく、徹底解説したいと思います。
★経理転職の結論✅ 専門的なキャリアサポートが欲しい方
経理専門エージェント「ジャスネットキャリア」「MS Agent」がオススメ
✅ 案件を取りこぼしたくない方
経理の求人数が多い「リクルートエージェント」「doda
」がオススメ
✅ 年収UP・キャリアアップにこだわりたい方
スカウト型転職サイト「ビズリーチ
経理転職で重視される5つのポイント
まずは、経理転職で重視される5つのポイントについて解説します。人事部や採用担当者の多くが確認するポイントなので、経理転職を検討している方はおさえておきましょう。
①経理職の経験年数
経理業務は、会社が変わっても業務の基本形はそこまで変わらない汎用的な仕事です。
つまり、経理職での転職は、どのくらい経理としての経験を積んだかが問われるので、経験年数は最も重視されると言っても過言ではありません。
ちなみに、経験年数として望ましいのは3~5年以上です。3年を下回ると経験者のアドバンテージが弱くなるので、経験年数が3年未満の方は、今勤めている会社で経験を積むことをおすすめします。
②経理職で必須となる資格
この記事の後半でもお伝えしますが、経理職には簿記など取得が前提となる資格があります。
もちろん、一番大切なのは実務経験ですが、最低でも簿記3級を取得しないと能力の証明がしづらいので、経理転職に関しては資格が必須となる部分があります。
③基本的なPCスキル
経理職の中には、会計ソフトでお金の入出金や、経費や収入などを管理する業務があります。
つまり、最低限のPCスキルが必須となるので、実務経験があってもPC使用を避けてきた方は転職が厳しくなります。
経理業務ではエクセルやワードなどを頻繁に使用するので、転職を始める前に身につけましょう。
④マネジメント経験
経理職に限ったことではありませんが、中途採用の場合はマネジメント経験を問われることもあります。
特に、経理職はルーティン業務が多く、ルーティンが崩れるとキャッシュフローなどに影響する場合もあるので、全体的な経理業務のマネジメント経験があると、経理職でも年収の高い求人を獲得できます。なので、経理転職においてマネジメント経験は重要な要素です。
⑤経理に向いている適性
経理職は、会社のお金を扱う仕事なので数字を細かくチェックし、間違いに気づく力が必要になります。
また、経理の業務では入出金の誤差が合わないことがあるので、誤差が出た際に原因と解決方法を論理的に導き出す能力が求められます。
つまり、経理業務はこまめで、筋道立てて考えることが得意な方が向いています。逆に、感覚で仕事をするような大雑把な方は経理に向いていないかもしれません。
採用担当者も適性を見て判断するので、そもそも自分が経理に向いているか一度分析をおすすめします。
経理転職を目指す際の4つの注意点
経理転職を目指す場合には、気をつけるべき注意点がいくつかあります。知らないまま活動していると、失敗する可能性もあるので要注意です。
①未経験者の場合は年収ダウンが濃厚
冒頭でもお伝えした通り、
②会社によっては経理職以外を任される
③自分のレベルに合わないと大変な思いをする
④将来的に需要が低くなる可能性あり
経理転職を成功させる4つのポイント
次に、経理転職を成功させるポイントを解説します。経理職は専門性が問われる職種なので、やみくもに転職活動するのはNGです。
しっかりと成功させるポイントをおさえて行動しましょう。
①経理業務の得意分野を明確にする
②志望する業界を決めておく
経理業務の内容は会社によって大きく変わりませんが、年収面や待遇面などが異なるので、志望する業界はあらかじめ決めましょう。
ただし、志望する業界が、自分が経験した業務と関連がない業界の場合は、その業界を目指すのはおすすめしません。
例えば、年収を上げる目的なら外資系への転職がおすすめですが、通常の経理職とは異なり外国の本社を絡めた業務が発生するので、難易度が上がります。
会計基準を本社が属する国の基準に合わせたり、通貨が異なるため、為替レートが変動した際の為替差損益の処理が発生したりと、通常の企業では行わない業務が発生するのです。
そのため、業界を決める際は自分の能力や経験した業務と照らし合わせ、自分の適性に合った業界を目指しましょう。
③転職する時期を見極める
④転職エージェントを利用する
経理転職でエージェントをおすすめする4つの理由
経理転職を検討するなら、転職エージェントを積極的に利用しましょう。転職エージェントを利用すれば、一人では見つけられなかった企業と出会うことも可能です。
ここでは、転職エージェントをおすすめする理由として、メリットを4つ紹介します。
①専門知識豊富なコンサルタントにアドバイスをもらえる
転職エージェントを利用する最大のメリットがコンサルタントの専門性です。経理転職に特化したエージェントも多く、転職活動だけでなく、経理業務にも精通したコンサルタントが担当してくれます。
そのため、自分の能力や適性などを専門的な目線でアドバイスしてくれます。能力や適性は、自己分析だけではわからない部分もあるので、専門知識を持ったコンサルタントからアドバイスをもらえるのは大きなメリットです。
②転職に対する不安や悩みを相談できる
特に、初めての転職活動の場合だと、何をやったら良いかわからない方が多いでしょう。また、転職活動はやることがたくさんあり、不安や悩みを抱えやすいので、挫折しそうになることがあります。
転職エージェントを利用すれば、コンサルタントに不安や悩みを相談しながら活動できるので、精神的な負担も軽減されておすすめです。
③非公開求人を紹介してもらえる
④書類選考や面接対策を実施してもらえる
その点、転職エージェントではノウハウに基づきレクチャーしてもらえるので、書類選考や面接対策について正しい知識が身につきます。
転職エージェントを利用する際の6つの注意点
ここでは、転職エージェントを利用する際に注意点について、経理転職ならではの視点で解説します。
ポイントを押さえておかないと転職活動の苦労が水の泡になる場合もあるので、転職エージェントを利用する前に把握しましょう。
①コンサルタントに専門性があるかチェックする
経理転職の際には、専任のコンサルタントが経理の知識を持っているかチェックしましょう。コンサルタントに経理の知識がないと、自分の能力や適性を正常に判断してもらえず、良い転職に繋がる可能性が低くなります。
質問責めは良くありませんが、会話の中でコンサルタントが自分の話を理解しているか疑わしい場合は注意しましょう。場合によっては、専任コンサルタントの変更を頼むのも手段の一つです。
②複数のエージェントに登録する
転職エージェントは一つに絞らずに複数登録しましょう。特に、経理業務のように専門性が高い場合は、職種に特化した転職エージェントも複数あるので、必ず登録してください。
専任コンサルタントに悪い気がする、という方もいますが、転職エージェントは所持している求人の数や種類、得意な分野が異なるので、転職活動の幅を広げるなら複数エージェントの登録は必須です。
ただし、あまり多くのエージェントに登録するとコンサルタントの対応に追われる恐れがあります。また、特化型のエージェントばかり登録すると偏りも出ます。
なので、登録する転職エージェントの割合は、大手転職エージェント1~2社、経理特化のエージェント2~3社くらいがおすすめです。
③経歴や資格は偽らない
経理転職においては、経験や資格を所持しているかが大きく影響します。そのため、まれに資格や経歴を偽って転職活動する方もいます。
嘘は必ずばれる上、万が一嘘をついて入社できたとしても、入ってから苦労するのは自分です。
また、経歴や資格を偽ることは、相手先の会社に迷惑をかけるだけでなく転職エージェントの評判に傷つけることになります。そもそも、経歴や資格を偽ることは経歴詐称で犯罪となる可能性もあるので絶対にやめましょう。
④異なる転職エージェントで同じ案件を応募しない
転職エージェントに複数登録していると、異なる転職エージェントで同じ求人が出ている可能性があります。その場合、両方のエージェントでは応募せず、どちらか一方に絞りましょう。
両方に応募してしまうと、相手先の会社も困惑し、信用を失う可能性が高くなります。転職エージェントにも迷惑をかけることになるのでやめましょう。
⑤コンサルタントに対して謙虚な姿勢を持つ
まれに、転職エージェントと自分の関係を上下関係で捉え、自分がお客様気分で接する方が稀にいます。あくまでも転職エージェントとサービス利用者の関係は対等です。
横柄な態度でいるとコンサルタントの信用を失い、良い転職に繋がりません。両者が満足いく結果を得られるように、コンサルタントに対して謙虚な姿勢を持ちましょう。
⑥エージェントに頼りすぎない
転職エージェントのサービスは確かに手厚いですが、頼り過ぎないように注意しましょう。
最終的にどの会社に行くか判断するのは自分なので、判断軸を持つことが大切になります。
判断軸を持つためにも、紹介された企業の口コミを自分でもリサーチしたり、推薦文の内容を自分でも確認するなど、自分の転職活動であることを忘れないようにしましょう。
経理の転職に強い転職エージェント10選
転職エージェントが10個もあってどれを選べばいいか分からないという方は以下の結論をご覧ください。
★経理転職の結論✅ 専門的なキャリアサポートが欲しい方
経理専門エージェント「ジャスネットキャリア」「MS Agent」がオススメ
✅ 案件を取りこぼしたくない方
経理の求人数が多い「リクルートエージェント
✅ 年収UP・キャリアアップにこだわりたい方
スカウト型転職サイト「ビズリーチ
※大手エージェントと経理専門のエージェントを組み合わせることで、求人案件の取りこぼしも防ぎながら、安心して転職活動を有利に進められるでしょう。
経理の転職に強い転職エージェント10選【一覧紹介】
- 名称
- 登録
- 全求人数
- 経理の求人数
- ①リクルートエージェント
- 無料登録
- 約305,000件
- 15,600件
- ②ジャスネットキャリア
- 無料登録
- 約2,430件
- 1,303件
- ③MS Agent(MS-Japan)
- 無料登録
- 約5,300件
- 1,693件
- ④dodaエージェント
- 無料登録
- 約121,000件
- 2,856件
- ⑥マイナビエージェント
- 無料登録
- 約57,500件
- 1,770件
- ⑧リクルートダイレクトスカウト
- 無料登録
- 約73,000件
- 1,596件
- ⑨JACリクルートメント
- 無料登録
- 約12,000件
- 657件
以下、それぞれについて詳しく紹介します。
①リクルートエージェント(求人数圧倒的No.1!最大手)
②ジャスネットキャリア(専門特化型エージェント)
③MS Agent【MS-Japan】 (専門特化型エージェント)
④doda(転職者満足度No.1!求人数第2位)
⑤パソナキャリア(女性に人気。丁寧なサポート)
⑥マイナビエージェント(20代若手におすすめ)
⑦ビズリーチ(スキル・実績に自信のある方におすすめ)
⑧リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス特化)
⑨JACリクルートメント(ハイクラス・外資)
⑩ランスタッド(ハイクラス・外資)
改めて、転職エージェントが10個もあってどれを選べばいいか分からないという方は以下の結論を参考にしてください。
※ポイントは大手エージェントと経理専門のエージェントを組み合わせることです。






但し、大手エージェントは担当者によっての当たり外れが起きる可能性があるため、「ジャスネットキャリアや「MS Agent(MS-Japan)」などの専門エージェントを一緒に併用するようにしましょう。
転職エージェントの利用方法
それでは、実際に転職エージェントを利用する方法について解説します。転職エージェントは多く存在しますが、基本的な流れは同じです。
ここでは登録から利用方法までを解説するので、登録前に全体の流れを把握しておきましょう。
無料の会員登録
まずは希望する転職エージェントのHPに行き、無料会員登録します。基本的な個人情報や、これまでの職歴などを記載して送信すればOKです。
転職エージェントによっては細かく質問が用意されているので、根気よく答えていきましょう。
キャリア面談を実施する
会員登録が完了すると、転職エージェントから面談日についての連絡がくるので、希望の面談日程を伝えた上で面談を実施します。
面談は30〜60分目安で、自分の希望している業界や業種、これまで取り組んできたことや資格などを話します。面談の内容を基に、コンサルタントが自分に合った企業をあっせんするので、面談では正直に漏れなく自分のことを話しましょう。
ちなみに、転職エージェントの連絡は電話でくることが多いので、知らない番号からかかってきても出ない方は注意してください。
専属コンサルタントとやりとりを重ねる
面談以降はコンサルタントとやりとりしながら、自分に合った企業を探します。
コンサルタントが紹介するのは魅力的な求人が多いですが、必ず企業の実態や口コミなど、転職会議やOpen Workを利用して、自分でもリサーチする癖をつけましょう。
書類選考や面接の対策を実施する
希望する会社が見つかったら、書類選考や面接対策を実施します。
書類選考や面接対策は、新卒の時とは異なるので、コンサルタントのアドバイスを基にしっかり取り組みましょう。
転職先を決定する
内定をいくつかもらえたら最終的に転職先を決定します。今勤めている会社の退職手続きもあるので、転職先には早めに入社時期を打ち合わせましょう。
最後に、コンサルタントにお礼を伝えるとともに、他社の内定を辞退する場合は真摯な態度で断りましょう。
経理転職におすすめな資格やスキル
中途採用の場合、多くの会社で重視されるのは経験です。しかし、業務に関連のある資格やスキルならプラスの要素となり、他の応募者との差別化をはかれます。
ここでは、経理転職におすすめな資格やスキルを紹介します。
【資格】簿記3級
そもそも簿記は、日々のお金の流れを帳簿に記入する作業を指した言葉なので、経理業務には必須な資格です。その中でも、簿記3級では商業簿記や原価計算など、経理業務の基本的な部分を学べます。
つまり、簿記3級は経理業務の基本的な業務知識があることを証明できるのです。経理転職の際、簿記3級がないと、採用担当者からなぜ持っていないか聞かれる場合もあるので、まだ持っていない方は必ず取得しましょう。
【資格】簿記2級
簿記3級は取得必須ですが、簿記2級は取得が望ましいレベルです。2級を取得すると、財務諸表をより深く理解できるので、経営視点での物事の見方が身につきます。
また、簿記2級は取得難易度が3級よりも上がるため、取得していると能力の証明にもなります。なので、経理転職でキャリアップを検討している方は取得しておきたい資格です。
【資格】簿記1級・公認会計士・税理士
経理転職での最高峰とも言える資格です。特に、公認会計士や税理士は独立開業もできる資格なので、持っていると専門性があることを証明できます。
ただし、これらの資格は取得するまでに1000~3000時間の勉強時間が必要と言われており、時間的なリスクが高いのも事実です。
自分が目指す方向性を明確にした上で、取得するかをよく検討しましょう。
【スキル】エクセル・ワード
経理職には、日次や月次の売上を報告する業務もあります。表計算はもちろん、グラフを用いた報告が必須となる場合が多く、エクセルやワードは最低限の機能を使える必要があります。
また、最近では求められる基準が上がっていて、マスタデータを参照して数値を自動入力するVLOOKUPなどの関数や、ピポッドテーブルなどを使えると便利です。
【スキル】VBA
VBAはエクセルに付随するプログラミング言語で、うまく利用すれば単純業務を自動化できるツールです。覚えるまでには多少時間がかかりますが、他のプログラミング言語と比べるとコードがシンプルなので、初心者でも取得しやすい言語になります。
VBAを身につければ自分に希少性が生まれるので、経理転職を有利にすすめられます。
【スキル】Python
Pythonとは、業務自動化に最適なプログラミング言語であり、最近では人気上昇中の注目ツールとなっています。経理の業務の中には、日次、月次の売り上げを取りまとめた上で、メールなどで報告するルーティン業務があります。
Pythonは、経理業務で行われるルーティン業務を機械に任せることで、日次、月次のデータの作成はもちろん、メール送信までも自動化できるので、業務効率化の幅が大きく広がります。
エンジニアが不足している背景から、プログラミング言語は今後一般化が予想されるので、早いうちから学ぶことをおすすめします。
※もっと、他のエージェントも確認したいという方は全国の転職エージェント・転職サイトをまとめた以下ページも参考にしてください。
編集部が調査した全国の転職エージェントを紹介!転職エージェントの傾向を「カウンセリング」「求人紹介(求人数)」という2つの観点で評価します。総合型の転職エージェント・サイト一覧大手総合型の転職エージェント【大手総合型転職[…]