【税理士の転職】おすすめの転職エージェント5選|税理士の求人数も豊富!
『税理士の転職に強い、おすすめの転職エージェントはどこ?』
『税理士の転職が上手くいくコツは?』
などなど、税理士での転職をお考えの方が持つ疑問を解決すべく、徹底解説したいと思います。
早速、結論から見たい方はこちら(税理士の転職に強い転職エージェント5選)をタップしてください。
税理士専門エージェントの「マイナビ税理士」や「MS Agent」に登録しよう
✅ 案件を取りこぼしたくない方
経理職の求人数が多い「dodaエージェント」や「リクルートエージェント
✅ 転職を急いでいない方
転職先を幅広く検討したい方は「ビズリーチ
税理士の転職市場の動向
税理士の求職者の割合、年代別の年収分布を把握しておくと、転職活動の際に役に立ちます。以下は、株式会社MS-Japanが2019年上半期に登録した有資格者と科目合格者の税理士の情報を集計したものです。
求職者の割合を見ると、40歳以上の割合が非常に高くなっております。理由としては、実務経験やマネジメント力があるため、より高年収や高待遇の会社に転職したい方が多い傾向にあるからです。一方で、30歳以下の割合は11%となっており、20代の税理士は貴重な存在であることが分かります。
年収で見ても、30代は横ばいなのに対し、40代以降は年収600万円〜800万円と高水準となっております。


「出典:PRTIMES 転職市場動向レポート」
有資格者に比べて、35歳以下の求職者の割合が高くなっており、40歳以上も同じことが見てとれます。年収で見ても、20代でも400万円前後、30代や40代で500万円〜700万円と科目合格者であっても高水準の年収であることが分かります。


「出典:PRTIMES 転職市場動向レポート」
有資格者、科目合格者ともに年収が高水準であることから、税理士の需要や希少価値は高まっていることが分かります。また、コロナウイルスの影響で倒産に追い込まれた企業がある一方、2021年1月の1ヵ月間の新設法人数は1万1,967件と、前年同月比とほぼ変わりません。よって、税理士の仕事は他業界や職種に比べて安定しているといえます。
税理士の転職に強い転職エージェント5選【一覧紹介】
- 名称
- 登録
- 全求人数
- 税理士の求人数
- ①dodaエージェント
- 無料登録
- 約121,000件
- 2,009件
- ③MS Agent(MS-Japan)
- 無料登録
- 約5,300件
- 885件
- ④リクルートエージェント
- 無料登録
- 約305,000件
- 849件
- ⑤ジャスネットキャリア
- 無料登録
- 約2,430件
- 783件
以下、それぞれについて詳しく紹介します。
①doda(転職者満足度No.1!求人数第2位)
②マイナビ税理士
③MS Agent【MS-Japan】(専門特化型エージェント)
④リクルートエージェント(求人数圧倒的No.1!最大手)
⑤ジャスネットキャリア(専門特化型エージェント)
税理士専門エージェントの「マイナビ税理士
✅ 案件を取りこぼしたくない方
経理職の求人数が多い「dodaエージェント
✅ 転職を急いでいない方
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税理士が転職を成功させるポイント4つ
ここでは、税理士が転職を成功させるポイントを解説します。税理士経験が浅い方だけでなく、経験豊富な方も参考にしてみてください。
具体的には、以下の4つです。
②若いうちから行動しておく
③税理士法人などでアルバイトの経験をしておく
④TOEICの試験など英語力を高めておく
①税理士試験を受けておく
税理士資格は国家資格であり、資格を保持していると転職の際に有利です。税理士試験は他の資格試験とは異なり、全体で点数が取れていなくても科目別に点数を満たしたものがあれば、その科目を再受験しなくていいのが特徴です。そのため、税理士資格を保持していなくても、合格した科目があれば面接の際に十分アピールできます。
また税理士試験は毎年8月の3日間で行われ、簿記論、財務諸表論、法人税法など全体11科目のうち5科目に合格すれば、資格を取得できます。国税庁が公表しているデータによると、難関資格でもあることから合格率は15%です。とはいっても、資格取得ではなく、狙い目といえる法人税法や所得税法、相続税法の需要が伸びていたりするため、あなたに必要な科目を合格することが先決といえます。
会計学 | 簿記論、財務諸表論 | 必須科目 |
税法 | 所得税法、法人税法 | 選択必須科目(どちらか一つを選択) |
消費税法と酒税法、住民税と事業税 相続税法、国民徴収税、固定資産税 | 選択必須科目(次のうち二つを選択) ※消費税法と酒税法、住民税と事業税はそれぞれどちらか一つしか選べない |
②若いうちから行動しておく
20代前半であれば、未経験であってもポテンシャル採用として比較的容易に転職できます。しかし、20代後半や30代以降になると実務経験の他にマネジメント能力や営業力、調整力についても採用の基準に設ける会社が多い傾向にあります。
また40代であれば、求められるスキルや能力がさらに強くなるため、遅くとも30代前半までに転職活動をしておくといいでしょう。
③税理士法人でアルバイトなどの経験をしておく
税理士法人でアルバイトなどを経験しておくと、実際の業務の段取りや知識があるとして採用されやすくなります。また、アルバイトを経験しておくことで今後のキャリアプランが明確になったり、自分に足りないスキルが把握できたりするため、転職に迷いがある方におすすめです。
④TOEICの試験など英語のスキルを高めておく
現在需要が増しているのが英語力のある税理士です。理由としては、会社の規模を問わず海外に進出する企業が増えているからです。現地での英語のやり取りはもちろんのこと、日本で起業する外国人も増えていることから、英語が話せる税理士は重宝されることでしょう。
しかし、英語でのレポート作成、打ち合わせに同席などの対応ができない税理士が多いのが現状となっております。現在は仕事があるとしても、今後のグローバル時代を考慮すると、TOEICの点数はもちろんのこと、英会話力も高めておくといいでしょう。
「出典:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」
税理士が転職エージェントを利用すべき理由3つ
ここでは、税理士が転職エージェントを利用すべき理由を解説します。転職エージェントを最大限有効活用するためにも、きちんと確認しておきましょう。
具体的には、以下の3つです。
②非公開求人を紹介してもらえる
③年収交渉などをしてくれる
①転職のプロからの手厚いサポート
転職エージェントを利用すれば、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策をしてくれるため、採用確率が上がります。また、求人の企業情報をもとに、想定される質問をエージェントが対策してくれるので、自信をもって面接に臨むことができます。
さらに、選考中の企業とのやり取りであったり、内定や入社後のやりとりも代行してくれるため、転職活動がスムーズにいくことでしょう。
②非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントにはそれぞれ、競合他社には知られたくない、極秘情報を扱っているなどの理由からWeb上には公開されていない求人(非公開求人)があります。これらの求人は、高年収や高待遇、重要なポジションであるため、登録者しか見ることができません。よりよい企業に転職したい方は転職エージェントの登録は必須といえます。
③年収交渉などをしてくれる
自身で転職活動する方であれば、年収交渉など企業との交渉は気が引けることかと思います。転職エージェントを利用すれば、代理であなたの希望を企業に交渉してくれるので、満足のいく転職ができます。また、給与面はもちろんのこと、勤務日数や仕事内容など希望条件をあらかじめ整理しておくといいでしょう。
税理士が失敗しない転職エージェントの選び方・注意点3つ
ここでは、税理士が失敗しない転職エージェントの選び方・注意点を解説します。大きな決断でもある転職を成功させるためにも、以下の3つに気をつけましょう。
②総合型・特化型転職エージェントを利用する
③複数の転職エージェントに登録する
①転職する意思をアピールする
転職エージェントを利用する方のなかには、転職意思があいまいな方がいます。そのような方は、エージェントが親身になってくれなかったり、連絡を後回しにされる傾向にあるので気をつけましょう。というのも、エージェントは転職希望者が紹介した企業に採用されたら評価される仕組みのため、転職意思がある方を積極的にサポートします。
そのため、転職希望時期は「すぐにでも」と伝え、エージェントとのやり取りを円滑に進めましょう。
②総合型・特化型転職エージェントを利用する
転職エージェントには豊富な職種や業界の求人を扱っている「総合型転職エージェント」と税理士などの転職に特化している「特化型転職エージェント」があります。
総合型転職エージェントは、その豊富な求人数から転職できる確率が上がります。一方で、特化型転職エージェントは、税理士の資格を有している方限定であったり、エージェントが税理士であったりするため、よりあなたの希望条件を叶えての転職ができることでしょう。
それぞれの強みと特徴を理解した上で、両方の転職エージェントに登録することをおすすめします。
③複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録する際は、最低でも2つ以上の転職エージェントに登録しておきましょう。なぜなら、担当するエージェントによってはあなたとの相性が合わないことがあるからです。複数の転職エージェントに登録することで、エージェントやサービスの質を比較できます。
また、リクルートエージェントが行った「転職活動の際、転職サイト・エージェントはいくつ登録しましたか?」の調査によると転職成功者の平均転職エージェント利用者数は2社であることが分かっています。4社、5社と登録してしまうと、やり取りが大変になるため、2〜3社に登録するのが転職を成功させる鍵といえます。
「出典:リクルートエージェント 転職サイト・エージェントはいくつ使った?1社の場合と複数の場合のメリット・デメリットを紹介」
税理士の転職成功事例
ここでは、税理士への転職を成功させた事例2つを紹介します。転職活動の参考にしてみてください。
税理士試験合格を機に大手企業編転職に成功!転職30代女性
Kさんは、前職で経理及び総務事務といったバックオフィス業務を行う傍ら、税理士試験にチャレンジをしていらっしゃいました。その後、税理士試験に合格されたことを機に、より専門的な税務会計業務にチャレンジしたいという気持ちが芽生え、転職活動を開始されました。
税理士試験合格を機に「税務ポジション」を中心に応募していたKさんですが、税務未経験だったことから、転職活動は難航していました。 Kさんご自身も、「転職するからには条件にもこだわりたい」というお気持ちが強かったことから、実務経験の有無と希望年収のギャップが転職活動において壁となっていると感じられていました。そこで、再度キャリアプランや適正年収、応募企業へのアプローチ方法などを話し合い、年収よりも実務経験を積める企業に焦点を当てて転職活動を再開されました。すると、いくつか選考に進むようになり、最終的には志望度の高い外資系企業から内定を獲得されました。年収は現状維持でしたが、成果をしっかり評価する社風であったこともあり、入社をご決断されました。
「出典:MsAgent 税理士試験合格を機に大手企業への転職に成功!30代・女性の事例」
エージェントと話し合い、キャリアプランを明確にすることで、結果的に転職活動がいい方向に進みます。未経験であっても、志望度の高い外資系企業などを紹介してもらえるため、転職エージェントを有効活用するといいでしょう。
年収とスキルアップを目指して若い企業へチャレンジ!40代男性
Bさんは直近で会計事務所3所目、10人未満の個人税理士事務所に勤めていました。大学を卒業されてから税理士試験の受験勉強を開始されたため、ご年齢に対するスキルの薄さと年収の低さはご自身でもネックに感じていらっしゃいました。 特に年収面に関しては、家庭もあるため、今回の転職で最低でも50万円はUPさせたいというご希望をお持ちであり、成長企業で早期にスキルアップを図り、同時に年収水準の底上げも叶えて行こうという方針で、IPO準備企業を対象に応募していく方針になりました。
Bさんがご希望されているIPO準備企業のマーケットは現在盛り上がりを見せており、IPO準備企業~新興上場企業の中でBさんのご希望とマッチする求人を調べたところ、非常に多くの求人案件が対象となりました。その中から特におすすめの10社ほどに絞って転職活動を進め、最終的には元々興味があったITベンチャーの税務ポジションで内定を獲得しました。提示された金額は現職よりも100万円ほど高く、また社内にいる公認会計士が1人で経理財務業務を担っていたため、税務と財務会計両面でスキルを高めることができるというお話も魅力に感じ、意思決定に至りました。
「出典:MsAgent 年収とスキルアップを目指して若い企業へチャレンジ!40代・税理士の事例」
40代であってもスキルアップや年収アップは実現できます。あなたの希望を適確にエージェントに伝えることで、エージェントは親身になって対応してくれることでしょう。
税理士の転職に関してのQ&A
- 税理士になるには年齢制限がありますか?
- 年齢制限はありません。しかし、税理士試験に合格後、実務経験を2年以上積まなければ、税理士として働くことはできません。以下3つの注意事項を確認しておきましょう。
(1)税理士試験に合格、および2年以上の実務経験(租税または会計に関する事務)を積む
(2)国税従事者として税務署に一定期間以上勤務し、税理士試験に合格する(特定科目の免除あり)
(3)公認会計士または弁護士の資格を取得する
「出典:マイナビ税理士」
- エージェントを変えてもらいたいのですが?
- エージェントを変える場合はメールでその旨を伝えましょう。その際には、きちんと理由を記述した上で、どのようなエージェントに変更してもらいたいかを明確にしておくことをおすすめします。
- 女性でも働けますか?
- 税理士は資格を取得していれば、復職しやすい職業といえます。また、結婚や出産を機にキャリアを中断したとしても、正社員やアルバイト、パートなど柔軟な働き方ができます。
- 大手と中小では何が違いますか?
- 取り扱う業務が違います。中小企業では、一般的な業務を幅広く対応するのに対し、大手企業では、国際税務などより専門性の高い業務対応をします。そのため、大手企業は中小企業に比べて、求められるスキルや資格の難易度が高いといえます。
まとめ
今回は、税理士におすすめの転職エージェントから転職を成功させるためのノウハウを解説しました。
未経験や資格が不足していると感じる方は、税理士資格取得を目指しましょう。国家資格でもある税理士資格を取得しておけば、高年収や高待遇の会社に転職することも夢ではありません。
また転職エージェントに登録して、税理士への一歩を歩んでみてください。あなたの転職が成功することをお祈りいたします。
※もっと、他のエージェントも確認したいという方は全国の転職エージェント・転職サイトをまとめた以下ページも参考にしてください。
編集部が調査した全国の転職エージェントを紹介!転職エージェントの傾向を「カウンセリング」「求人紹介(求人数)」という2つの観点で評価します。総合型の転職エージェント・サイト一覧大手総合型の転職エージェント【大手総合型転職[…]