「仕事が暇すぎる」と感じる人がとるべき行動

「仕事が暇すぎる」と嘆いている20代の若者がいた。
毎日決められた事務作業はあるが、その事務作業はすぐに終わってしまう。他の仕事もなく、暇な状態が続いているそうだ。

私は「上司にそのことを伝えているのか?」と確認したが、次のような答えが返ってきた。

「他にやるべきことはないか確認しています。でも、特にないから大丈夫という答えばかり。雑用を頼まれることもありますが、それもすぐに終わっちゃうんですよ。」

上司への報連相ができていないのではないかと考えていたが、そんな単純な問題ではないようだった。

コロナ禍でテレワークが進みマネジメントの難易度が上がっているのは確かだが、正社員の若者をアルバイトと同じ作業要員としか捉えていない上司のマネジメント能力が原因だと言えるだろう。

コロナ禍で「仕事が暇すぎる」という悩みを持つ若者は意外と多い。このような状況に置かれてしまった若者がとるべき行動について解説したいと思う。

自分自身で仕事をつくる

最も難易度が高い選択肢だが、自分自身で仕事をつくるというのが1つ目の選択肢だ。

事務系の仕事なら、
・もっと効率化(業務フロー変更/システム化)はできないか?
・もっとコスト削減(無駄な費用がかかっている業務削減)できないか?
・もっと作業ミスを減らせないか?(ミスをなくすための仕組化できないか?)

営業系の仕事なら
・もっと効率化(資料作成・アポの効率化)はできないか?
・もっと作業ミスを減らせないか?(ミスをなくすための仕組化できないか?)
・商品の改善(どう変われば売れるか?)の検討

など長期的な視点に立つとやるべき仕事はたくさんある。現状の仕事を黙々とこなすのではなく「もっと良くする」という観点で考えることは大きな成長に繋がるだろう。

仮に上記のような長期的視点の仕事を上司を評価しない(又は拒否する)ようなことがあれば、異動願いを出して上司の元から離れるか、その会社を離れたほうが良いと思う。

転職する

若者が効率的に成長できる環境には
(1)適切な目標
(2)適切な権限(責任)
(3)適切なメンター

の3つが揃っていることが多い。

上記を分かりやすく説明すると、
(1)現在の実力で達成できるかできないかのギリギリの目標を設定してくれる会社か?
(2)労働時間、働き方、業務推進にあたって必要なツール導入などを決められる裁量があるか?
(3)方向性を迷ったときに相談できる上司・先輩社員がいるか?
という内容になる。

現時点で「仕事が暇すぎる」と感じているのは、上記3つのすべてがない状態だ。

成長を望む若者にとっては、その環境で働き続けること自体が時間な無駄だと言える。
30代~40代の先輩社員を見て、「こうなりたい」と思う人がいない会社であれば、早々に転職を考えたほうが良いだろう。(その会社の30代~40代の先輩社員の姿が将来にあなたの姿になるからだ)

手前味噌だが、転職サイト、転職エージェントについて比較したサイトを運営しているので以下のサイトを見て、気に入った転職エージェントに登録してい見ると良いと思う。転職エージェントの担当者はあなたのキャリア構築を親身にサポートしてくれるだろう。
転職エージェント徹底比較サイト~転職キャリアBiz~

副業に力を入れ、独立起業の準備をする

将来起業を考えているのであれば、暇であることを逆手にとることもできる。決まっている事務作業が終わったら、自分自身の能力を上げるために時間を使うのだ。

・本を読んで勉強する
・サイトを立ち上げてみる
・優秀な人に会いに行ってアドバイスをもらう

など将来の起業に向けてできることは沢山ある。

その中でも私は「自分自身に興味があることついてサイトを立ち上げる」ことを特にオススメしたい。

HTMLを理解し、WordPressで記事サイトを立ち上げ、自分自身が興味を持つことをインターネット上で公開すれば同じように興味を持つユーザーを集めることができる。おそらく最初の何か月かは全くユーザーを集めることが出来ないが、Webマーケティングを学ぶことで、利用者を徐々に増やすことができるだろう。

サイトを立ち上げ、運営する中で学ぶ考え方やスキルは、サラリーマンとして働いて学べるスキルよりも「個人の生きる力」を養ってくれる。実際にサラリーマン時代に立ち上げたサイトの利用者が増加したことで、そのまま独立したという人も世の中には沢山いるのが現実だ。

改めて今「仕事が暇」だと感じている人は、以下の3つを考えてみて欲しい

・自分自身で仕事を作れないかを考える
・転職を考えてみる(転職エージェントに登録)
・副業を考えてみる(サイトを立ち上げてみる)

毎日暇だと感じて過ごす生活は時間を無駄にしているのと同じ。
この記事で人生を大きく転換させるキッカケを掴んでもらえたら嬉しく思う。